プリミティブ(単純)形状のサポート Vol 1

横穴形状のサポート

FlashPrint には、自動サポート機能があるのでフィギュア的なモデルの場合には
重宝しますが、丸や四角など、幾何学的な形状のどうしたらいいんだろう?
3Dプリンターを始めた頃から思っていました。

3Dプリンター印刷のサポート方法を考える

この頃から、サポートも製品モデルに含めるようにしています
具体的には、製品形状にアンダー部に、0.6mm の隙間(クリアランス)を開けた形状を
モデルに含めて印刷しています
0.6mmというのは、私のプリンターのデフォルト設定のレイヤー高0.18mmの場合の経験値です。
0.4mm では張り付いてしまって取りにくく、0.8mmでは途中で空振りしてしまいました。
横穴や横ネジもいろいろプリントしてみましたが、0.6mmが今のところ一番いい感じです

20mmの正方形で10mm厚のブロックに、φ10mmの横穴を開けた例です

ちょっと、底付近は、接触してしまい、バリが残りますが意外と簡単に抜けます。
今まで、ほとんど横穴や横ネジなどは、こんなサポート方法でプリントしてます

自動サポート使ったらどうなる?

でも結構面倒なのは事実。
FlashPrint の自動サポートでやってみたらどうだろう?

なるほど・・
だいたい予想通り。
やっぱり、これじゃ、後で除去するのが大変になりそう。
特に、もう少し深い穴になったら、取れないかもしれない?
とりあえず、印刷して見よう!

さて、取り外せるか?

まだ、浅いからか、ニッパで意外と簡単に取れました。 ただ、やっぱり、接続箇所には、こぶが残りますね~。

いっそ、なんにもしなかったら、どうなるのか?

な~んだ、若干上部が荒れてるけど、途中で落ちる事もなく、きちんと印刷できました
ほとんど大差な~し

今回の穴径は、φ10mm
もう少し、違う径で試してみないと分からないけど、横穴は意外とそのまま印刷できそうね~

次は、もう少し違う形状もレポートします。

標準以外のフィラメントは使えるのか?

純正以外のフィラメントに浮気してみた

プリンター購入以来、10ヶ月、ずっと純正を使っていました
それほど、印刷する頻度は多くないので、純正の600g 3000円で
少し高い感じはありましたけど、まぁいいかぁ~でやってました
今までは、ホワイトとオレンジを使っていましたが、昨年秋ぐらいに
ナチュラルを使ってみました
Flashforge Filament PLA 600g ナチュラル – FLASHFORGE JAPAN

たまたまだったのか?こいつがどうも調子よくない。
印刷途中で、出ていなくて空振りしている事がたびたび。
フィレメントホルダから取り出してみると、う~ん、絡んでいます
解いて伸ばしてみても、また途中で絡んでるし、ちょっと引っ張ると
ポキッと折れてしまうことも・・
う~ん、不良品にあたってしまったかぁ?
ちょっと時間が長いのをやる時には、思い切って解いてからやってました
な~んか、ホワイトより折れやすい感じもします
それでも、どうにかかなり使ったので、そろそろ追加注文しようか。
やっぱりホワイトが材質的には、よさそうだったので、ホワイトを注文しようと思いましたが
そうだ!
たまには、違うメーカーのを使ってみようかな!!

HICTOP 3Dプリンター用フィラメント

Amazonで人気だった『HICTOP 3Dプリンター用 高強度 PLA 樹脂 材料 フィラメント【1.75mm】【1kg】 直径精度+/- 0.02mm (ホワイト)』を注文しました

Flash Forge の純正よりかなり安いです。
1kg で 2000円。半額以下ですね~
やっぱり純正じゃないので、場合によっては、トラブル起きる可能性もありますが
2000円なら、で購入してみました

結構でかい。

当然ですが、本体のフィラメントホルダには入りません。
まぁ、外にそのまま置けば使えない事はなさそう!

このままでも、いけそうだけ、印刷中にヘッドに引っ掛るのもいやなので
上側に突っ張り棒を設置してそこを通して引っ掛り防止にしてみました

左側の青色のホースは、元々のフィラメントホルダからのフィラメント。
じゃまにならなそうだったので、このままで印刷してみました。

特に問題な~し!

トラブルもなく普通に印刷できました。
品質も純正と見た感じでは、ほとんど変わりません。
これで、半額なら外置きで格好は悪いけど、いいですね

でもやっぱり、長い印刷をしていると・・・

横置きでそのまま引っ張っていくので、巻き癖で空中で絡んできました。
まだ、実験段階で放置はしていないので、印刷中でもたまに解いてあげれば
問題ないですが、やっぱり横置きじゃ、ダメだねぇ
とりあえず、ダンボールと棒で簡易ホルダでやってみたがが、う~ん・・・・

せっかくの3Dプリンターなんだからフィラメントホルダを作ったほうがよさそうです。

フィラメントホルダ

外径が結構大きいから、全部プリンターで作ると、すごく時間がかかりそう
木っ端があったので、こいつを利用しよう!
幸い私は本体と同サイズの台の上に置いているので、横にぶら下げられます。
プリンタ本体の横に引っ掛けられるようなステーをプリンターで作って
そいつを木っ端に木ネジで留めて
さらに木っ端の反対側に、フィラメントの中央穴に挿入できる寸法のスリーブを作成し、同様に木ネジで留めるようにしました

スリーブの印刷には、4時間半ぐらいかかりましたし、後にも書きますが
スリーブの印刷方向やサポートで悩みましたが、意外と簡単にできました
引張ってみると、付属のものより、回転はスムーズでいい感じ。
使えそう!!

あ~設計ミス!

そういえば、フィラメント取り替える時どうすんだぁ?
う~んスリーブを固定している木ネジ4本をいちいち外すしかないみたいだなぁ・・・

スチールのネジなら問題ないけど、木ネジなので、何回か取り付け取り外しをやってると、バカになるだろうな~
でも、4時間半もかかったんだから、ダメになるまで、このままで行きます
そのうち、また作ればいいや!!

ところで皆さん,こんな形状のサポートはどうしますか?

スリーブ部は、なるべくプリント量を減らすようにと思い、かなり空洞にしました
ただ、フィラメントが抜け落ちないように、外側はフランジ形状にしました。



さて、モデリングも終わって印刷しよう!の段階で、はて??
どっち方向から印刷しよう?いずれにしても、アンダーが出てしまう・・・
サポートしないと駄目だろうな~?
スライサーの自動サポートを使うか?
本来であれば、このフランジ部は、ネジ仕様で別パーツにしたほうがよかったと思いますが、皆さんはこんな形状、どうやって印刷するのでしょう?

私がやった方法は、次回にでも書いてみます

突っ張り棒、サポート

最近、寒いですねぇ~

部屋の壁に突っ張り棒を渡して、上着を掛けていますが、ますます重くなってきています
ついに、先日落っこちてしまっていました

そうだ!3Dプリンターでサポートを作ろう!

突っ張り棒の端の部分を測定すると、40mm×70mmなので、41mm×71mmのボックスを作ろう
そいつを壁に打ち付けるけど、あまり大きな穴は開けたくないので、小さなピン(φ0.7)を使うことにします

Fusion360で設計



φ0.7ピンは、上下6本仕様にしました
さらに、取り外す時を考えて、裏側には隙間を施しました。
ここに、マイナスドライバーなどを突っ込めば、外しやすくなるはずです


こんな感じ、なるべく目立たないように、薄めにしてみました。
いずれにしても、突っ張り棒で押さえつけるので、こんなんで大丈夫だと思います

早速、Finderで印刷



できたぁ!
ピンを入れる穴は、通常プリントすると穴は小さくなる傾向にあるので、φ1.5で描きました
ちょっと、大きかったような気もしますが、ピンの頭は止まるので大丈夫
完成!早速壁につけてみます。
まずは天井と側面壁から、寸法を測って、ちょっと印をつけて打ち込みます

思わぬ、実用的な効果も・・

突っ張り棒って、長くなると重くて、一人で設置しよとするとて反対側がおっこちて、なかなか思うように設置できないですよね~
さらに、水平に取り付けるには、結構大変です
ところが、このサポートを使うと非常に簡単に設定できました
まずは、取り付ける壁にピンで固定するので、きちんと測って印をつければ単独に打ち込むので、簡単に水平に取り付けられます


耐久性は分かりませんが、ピンを6本も使っているので、かなり強いんじゃないか?と期待しています

抜きタップ

ちょっと業界用語的な言葉ですが、機械的な設計をする場合、はめ込んだ部品を取り外す機会がある場合、こんな仕掛けを施す場合があります
これば、前もって、ネジ穴をあけておきます。
通常このネジは使いませんが、取り外す時に、ここにボルトを締めこむ事で簡単に取り外す事ができるようになります
今回の突っ張り棒サポートには、取り外し用として、裏側に空洞を施しましたが、今考えれば抜きタップ仕様にしてもよかったかもしれませんね
今度は、バー載せフックでも作ろうかと、モデリングを始めましたけど、抜きタップ仕様で描いてみました


自宅のインターネット接続設定

ルータの設定

自動だと確かに楽で便利ですが、どうも自宅の『auひかり』のルータ(ホームゲートウェイ)では不具合がありました。
最初はいいけど、数日たつと、接続が不安定になりました。
無線の具合か?とも思いましたが、どうもこのルータの『DHCP』機能のような感じです。
DHCPが自動的にIPアドレスを割り振る場合、他で使われていない番号を割り振りますがそこらへんがなんかおかしい感じ。
一度使われた番号には、リース期間というのがあり、その時間をすぎるとその番号は解放されてしまうらしい。
ただ、使っている最中に解放されたのでは困るので、パソコン側は貸し出し延長を要求するらしい。
とうぜん電源をOFFにしたりすると、解放されてしまう。
ただ、サーバー側は今まで使用していた機器と番号はある程度覚えているらしく、再度要求すると使われていない場合には、同じ番号になる事が多いらしい。
な~んか、ここらへんの動作がうまくいっていないような感じ。
それで、リース期間を変更したかったのだけど、どうもこのルータにはその機能がなかった。
それで、いっその事、自宅内で使うパソコン等には、アドレスを固定(手動)したというのが前回。

ルータの設定方法

設定は完全に、DHCPを無効にするとスマホなど外へ持ち出す機器に対しては面倒なので
少しだけ(今回10台)設定して、パソコンなど自宅でしか使わない機器はそれ以外の番号を手動設定としました
ルータの設定は簡単で、まずはホームゲートウェイのアドレスにアクセスします(標準では、192.168.0.1)
ブラウザのアドレスバーに、ルータのアドレスを入力します
すると、パスワードをきいてくるので、パスワードを入力すると設定画面が表示されます

トップページ⇒LAN側設定⇒詳細設定
これで、自宅内のLANの設定ができるようになります

IPアドレス/ネットマスク

詳細は、インターネット上に沢山公開されていますので、興味あるかたは検索してみてください
簡単に言うと、この二つの数値でアドレスの範囲(個数)が決められます
IPアドレスで指定された番号から始まり、ネットマスクで範囲を設定します
24と言うのは、255.255.255.0 と同じです。
これは、10進数を2進数に変換してみると、すぐ分かります
Windows の電卓の「表示」タブで、「プログラマ」を選択します
これを使用すると、2、8、10、16進数の変換が簡単にできます

まず、10進で「255」を入力後、2進に変更すると「11111111」と8個の「1」になります
したがって、255.255.255 では、24個の「1」になる事になりますね。
これが、24bit の意味です。のこりは、「0」ですね。
ネットワークの範囲は、4つの255個の範囲の「0」の部分になります
そうすると、最初の3つは、全部「1」なので使えない。
最後のみ「0」なので「255」が使えるということになりますね。
なので、192.168.0.1/24 と言うのは、192.168.0.1~192.168.0.255 の範囲を設定した事になります
まぁ、ようはルータに、管理してもらう範囲を設定する事ですね

DHCPサーバー

上で設定した範囲のアドレスを、自動的に設定してくれるサービスです
繰り返しになりますが、こいつの動作がな~んかおかしいから、この記事になりました(ーー;)
「自動設定」にすると、全部の範囲で自動設定してくれるので、楽です。普通はこれですね
動作がおかしいので、使いたくなければ、「使用する」のチェックを外せばいいです
ただ、外部に持ち込むスマホなどは、自動で設定してもらいたいです
そこで、「手動設定」にする事で、自動設定できる範囲を制限することができます
上の例では、192.168.0.3 ~192.168.0.13の10個だけ、自動で割付てもらえます
この恩恵は、パソコンやスマホの設定を「IPアドレスを自動的に取得する」にしている場合に対応されます

IPアドレス、手動設定

自宅での使用が主な場合には、手動設定したほうが、安定するみたいです
パソコンの設定方法は、下記のリンクなどを参考にして、上で自動割付にした範囲以外を設定します
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/862
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/15775

有線設定

やっぱり、無線よりも有線のほうが安定するような気がします
「auひかり」のホームゲートウェイは無線と共に有線の接続もできますから
近くで作業する場合であれば、直接接続してもいいと思います
同フロアの場合であれば、無線でも結構とどきますが、2F、3Fとなってくると
やっぱり、弱くなってきます
自宅も、2Fでは少し弱かったので、中継器を利用しています

もともと、BUFFALO製のルータは使っていたので、今回はWEX-1166DHと言う機種を購入しました。
ルーター機能はない中継のみですが、有線ポートもあるし性能もそこそこです
現在は、古いルーターが2台、中継器が1台の構成で、すべてBUFFALO製です
特に、このメーカーに拘りがあるわけではないですが、1台目で特に不満もなかったので
追加するさい、同じメーカーになってしまいました
また、BUFFALOは、エアステーション設定ツールと言うソフトがあって、これを使うと、使用している全部の機器情報が得られます


自宅の環境では、「auひかり」のホームゲートウェイと、新しく購入した中継器で接続環境的には問題ありませんでしたが、せっかく古いルーターもあったので、これも中継器として使用する事として無線は使わず、自宅サーバーとメインPCとTVを有線接続させています
おおもとは、「auひかり」のホームゲートウェイからの、無線を中継器として引き継いでいるイメージですが、やっぱり、無線接続よりも、有線接続にしたほうが、接続状況はよいように感じてます

ルーターは手動設定・有線だけなら、無線も無効

ルーター自体は、ほとんど外へ持ち出す事はないでしょうから、「手動設定」
また、有線接続だけの使用であれば、無線機能のチェックを外したほうがいいように思います

こんな感じで、なるべくDHCPや無線接続は、必要最低限の利用にする事で、自宅での環境は安定しています
スピードは、測定するとそれほど速くはないですが、ゲームやってる子供からのクレームもなくなったので、かなり改善していると思います

インターネット?

ネットワークってなに?

機器設定の具体例を書く前に、自分の勉強もかねてネットワークについて少し書いてみようと思います。
おかしい所があったら、是非ご指摘ください。
検索してみると『網の目状に張り巡らされたもの』とか『網状組織』と出てきます。
『網の目』の中には、人間とか、地域とか、放送とか、いろいろあるでしょうが
ここでは、パソコンやコンピュータが『網の目状に繋がった状態』と考えてみます。
コンピュータ同士、さらにコンピュータの集まり同士で、相互に情報交換したいという事です。
予断ですが、私がパソコンを始めたMS-DOSの時代では、繋げると言う作業は結構大変でした。
確か会社では、LANtasitc という市販ソフトを使用して部屋内の数台のパソコンを繋いだ記憶があります。
自宅や会社内など、限定された区域でのネットワークを『LAN(local area network)』と呼びます。
LANとLANを繋げることも可能です。

インターネットって?

名前のごとくネットワークの一種ですが、『IP(Internet Protocol)』というルールにしたがって接続されたネットワークです。
よく、どこかのホームページを閲覧することを、インターンネットと呼んでいる事がありますがちょっと違います。

ホームページ表示は、インターネットに繋がっている、ホームページを公開しているコンピュータ(Webサーバー)から情報をもらって自分のパソコンのブラウザに表示している状態です。
ホームページは、【HTML】という言語でプログラムされています。
あるホームページを閲覧したい場合、自分のパソコンのWebブラウザのアドレスバーに、そのアドレスを入力します。
ブラウザは、IPのルールにより、インターネット上から相手先を特定し、そのWebサーバーに「閲覧させて!」とリクエストを送ります。
Webサーバーは、要求のアドレスに、「どうぞ!」と【HTML】のデータを送り返します。
受取った自分のパソコンのブラウザは、【HTML】を、見やすいように変換し、パソコン上でホームページが閲覧できることになります
こんな感じでなので、インターネットはあくまでも、ネットワークの一つであって、ホームページはインターネットサービスの一つです。

【HTML】は、表示しているブラウザ上で、右ボタンを出てくる「ソースの表示」で源を見ることができます
詳細は、まさにインターネット上に公開されているホームページを検索すれば無数に出来てきますので、参照してください。

IPアドレス

私たちが郵便物を届けてもらうには、住所が必要ですが、インターネット上での住所にあたるのが、【IPアドレス】です。
通常の住所に場合には、宅地造成とかで複数に分かれた場合、同じ住所になる場合は少なくありませんが、インターネット上では一つでないと困りますのでそれを管理している組織があります。
そうして、私たちがインターネット上に出て行く時には、管理組織が管理している【IPアドレス】が必要にります。
ところがこの【IPアドレス】も無限ではなく有限なので、世界中の機器に割り当てると足りなくなってしまいます。
そこで、限られた区域だけで使用できるアドレス【プライベートアドレス】とインターネット上でのアドレス【グローバルアドレス】に分けられています。
【プライベートアドレス】は、その区域だけで使用可能なアドレスなので、そのアドレスではインターネット上には出て行けません。
したがって、重複しても問題ありません。
それに対して【グローバルアドレス】は世界中で一つである必要があり、私たちがインターネット上に出て行く時には、自分のパソコンにこのアドレスを設定しておく事が必要になります。
ただ、自宅に1台だけの場合は、問題ないですが、パソコンやスマホなど複数台ある場合全部に【グローバル】を設定する事は不経済です。
普通は、自宅内には【プライベートアドレス】を設定し、必要に応じて【ルータ】に【グローバルアドレス】に変換してもらいインターネットへ出て行くことになります

ルーター

「俺そんな設定、自分のパソコンにしてないよぅ。だいたい、自分のグローバルアドレスなんて調べた事もないしぃ・・」
でも、インターネットには繋がっています。なぜだろう?!

最近では、一般の家庭でも、沢山のパソコンや機器がインターネットに繋がっています。
でもその機器全部に、【グローバルアドレス】を意識しないといけないんじゃ大変です。それに上にも書いたように、アドレスが足りなくなってしまいます。
じゃどうしてんの?
それをうまくやってくれるのが、ルーターです。
ルータは、自分のパソコンからの要求データを、宛先方向へ送り状をつけて転送してくれます。
宛先方向というのがミソですが、自分のルータが知っていいる方向へ送りつけます。
その先は、その先で考えてくれます。
イメージ的に言えば、宛先が、自宅内の場合、自宅のルータは自宅内のアドレスを知っているので、その機器に直接に。
アメリカのサイトだった場合には、外へ出る必要があるので、まずは契約しているプロバイダのルーターに送りますがその時に、【プライベート】からの場合には【グローバル】に変換して送ります。この【グローバルアドレス】は契約しているプロバイダが割り当ててくれています。
そうすると、その地域を管理しているプロバイダのルータに送られ、さらに、そのプロバイダを管理している上のプロバイダ。さらに日本全体を管理しているルータ。そこからアメリカを管理しているルータ。
といった具合に、ルータからルータへと経由していき相手に要求が届きます。
インターネットは、ルータの集まりだといえますねぇ~

DHCP

さぁやっと

前回の続きまできました。

DHCPの詳細も、ネット上に沢山公開されていますので、興味のある方は、そちらで確認してください。
パソコンやスマホでインターネットへ出て行く場合、IPアドレスが必要です。
ただ、自宅や会社や空港や・・など移動するたびに設定を変更するのは非常に面倒ですね。
そこで、ある範囲の中で使われていないアドレスを自動で割り振ってくれるのが、【DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ】です。
だいたいのルータには、DHCPサーバー機能がついているので、これもルータがやってくれます。
ルータってほんと、すごい機器ですねぇ~
ところが、こいつに自動でやらすと、問題が発生した!
というのが、前回でした。

ネットが不安定!DHCPが怪しくねぇ?

auひかりのゲートウェイ Aterm BL900HW


最初はかなり調子よかったです
子供も、無線でかなりスピードも速くてとてもいい!。
JCNとぜんぜん違って安定している・・
とのことだったので、よかったです。
最近は無線の技術向上しているんだなぁと感心してました

ところがぁ・・

最近、とても不安定。バツバツ切れる!らしく何度もホームゲートウェイを再起動してます
私も、朝と夜しかインターネットへは接続しませんが、
たまに、一旦切れて自動的に接続しなおしたりするのを確認してます
おかしいなぁ・・やっぱり有線じゃないとダメなのかなぁ?

DHCPが怪しくないか?

でもホームゲートウェイの近くでも、こんな症状になるので、無線の電波環境のせいではないように感じます
なんとなく、IPアドレス関連、DHCPあたりが怪しいんじゃないか?と疑って
auひかり や BL900HW や、DHCPなどのキーワードで、調べてみました
かなり古い(2013年)の投稿ですが、症状が似ている記事がみつかりました
http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=16683652/
もう4年以上前ですが、機種は同じですねぇ。ファームウェアは進化しているんだろうけど
やっぱりDHCPが怪しい。
ネットで設定方法の取説を探してみたら、見つかった
http://www.aterm.jp/function/wg1800hp/guide/web/main/8w_m4.html
あれ?リースタイムと言うのがあるな。これを無制限にすれば、いいんじゃねっ!
という事で、本機に接続してみると、ぇ~ないじゃん!リースタイム設定?どういう事!
よくみると、先の取説は違う機種だったみたいです
もう少し、検索してみると、やっぱり古いけど、こんな記事が・・
http://d.hatena.ne.jp/vfr750f2/20130324
この人の場合ほど症状は悪くないですし、この人がルータモードでの接続に対して
私はブリッジ接続なので環境がちょっと違いますが、症状的はかなり似てます
また、この記事の「調査3」「7」にはリース時間を変更できる仕様になってないというのも同じ
それにしても、現在のバージョンではわかりませんが、リース期間1時間と言うのは短いですね~
もし、DHCPが原因であれば、自動にしないで固定アドレスに設定すれば安定するはずです

固定アドレスに設定変更


とりあえず、子供のゲーム機や自宅でしか使わないPCは、固定に設定しました
なんか、いい感じです
設定後、土日をはさんで1週間ほどになりますが、かなり快適になったようです

DHCPの範囲設定

ただ、外に持ち出すスマホなどは、やっぱりDHCP設定のほうが便利ですよねぇ
Aterm BL900HWの設定画面に入ると、DHCPの範囲を設定できそうです
ここで、10個だけはDHCPに割り当て、固定アドレスはこの範囲外に設定しました
これで、外部でもWIFI接続する機種は、DHCP。自宅での使用が主なものは固定で設定
今のところ、接続の不安定は解消してます
DHCPは便利ですけど、セキュリティ的にはどうなんだろ?
セキュリティと利便性は反比例するといわれてますからねぇ
限られたエリアだけでの使用であれば、固定に限定したほうがいいようにも思います

さらに不必要な無線は無効に

なるべく混信をさけるために、中継機などの無線機能は使わないようがいいらしいです
ただどうしても有線接続したい機器には、ホームゲートウェイから線を引き回す事になりますが
それもいやなので、私は有線機能がある中継機を利用しています
こんなイメージ

自宅では、中継器を3台使用していて、ホームゲートウェイのBL900HWから無線接続
1台目中継器は、2階で使用するスマホなどの無線の中継とゲーム機用の有線接続
スマホなどはDHCP設定でゲーム機などはで固定アドレス設定
2台目中継器は、TV用に有線接続で固定アドレス
3台目中継器は、私のメインPCと自宅サーバー用PC
自宅サーバーは有線接続の固定アドレス、私のPCは主に有線の固定で、
3Dプリンタに接続するときは、無線のDHCP接続にしています
1台目の中継器は、1階と2階の無線の中継もさせるので、無線機能が必要ですが
2、3台目は、有線接続が主なので、無線機能は必要ありません
私のPCを無線で使用する場合には、ホームゲートウェイの無線で届きます
したがって、2台目、3台目の中継器の無線機能は有効にしないほうがよさそうです

無線の無効化は効果あり

不必要な無線設定は無効にしてみましたが、固定アドレス設定からさらに効果を感じます
体感でインターネット接続のスピードが上がったようn思えます
また、PCなどの機器が中継機の近くにある場合には、私のPCが古いからかもしれませんが
中継機とは有線接続したほうが断然速いです。

今のところ快調

設定後、約1週間。不安定さは、一気に解消しました

次回は
ホームゲートウェイや中継機、PCの具体的な設定を書いておこうと思います

ネットワーク環境不安定!

ご無沙汰です
私ごとですが、引越しをしまして、20年間の不摂生の後処理と
新しい環境での片付けなどで、バタバタ状態
まだまだ、ぜんぜん片付いていませんが、どうにか、ネット環境も整ってきたので
IoTに少しは、関係ありそうだし、覚書もかねてネットワーク関連の話題と言うことで投稿しようと思います

以前はケーブルTVインターネット

元々の、インタネット環境は、JCNというケーブルTVの
サービスでインターネットにつないでいました
このJCNですが、3年ほど前に、JCOMと合併した関係で
今度の環境もTVはJCOMにしました

インターネット環境もJCOMのほうが簡単でいいな・・と
思っていたのですが、ネットゲームをやってる下の子供が
いままで、かなり不安的だったし、ネットでの評判も
よくないので、auひかりにしてくれぇ~と、言ってきました
私も、いままで何度か不安定状態は体験していたし、
携帯電話も、auなので、こっちにするかぁ・・でこちらにする事にしました

auひかりに変更、いつの間にか電話も・・・

auひかりの申し込みは、それほど大変ではなかったですが
気がつくと、ひかり電話も契約内容に含まれていました
固定電話は、NTTから特に変える気持ちはなかったので
ショップに問い合わせたことろ、ひかり設置の工事費などの
割引の関係で、ひかり電話の500円/月にしたほうが
お得だという事で、こちらの契約も入ったようでした
契約時、聞いたのかもしれませんが、覚えていません
なんだか、いつもよく理解できなんだよね~、
この手の契約内容!(~_~;)
でも本当は、ちゃんと理解して契約しないとダメですね
今回は、500円なら、まあいいかぁ
という事で、そのまま進めました
固定電話は、NTTをそのまま移設してもらう予定でした
NTTに問い合わせたところ、移設であれば、是非ひかりに
してくれと、進められました
現在固定電話の基本料金は、1700円ほどですが
ひかりなら、500円でお勧めですとの事です
すでに、auとの契約が終了していると話をすると
それであれば、NTTのほうは、解約でいいのではないか?
とNTTの担当の人はいっていました

NTTのアナログ回線は廃止される!!

なんか、おかしいな~と思い調べてみると
2025年までに、アナログ回線が廃止されてしまうらしいです

ADSLサービスが終了する危機、NTTのアナログ固定電話網が抱える『2025年問題』とは?

そんな問題もあるので、他の業者であっても、ひかり電話を
進めているんだな~と納得しました
現状のアナログ固定電話から、ひかりになる事でなにかデメリットが
あるのか聞いたり調べたりしてみましたが、特にはないようです
いままで使ってた、ナンバーディスプレイも同じ400円の追加で
同じに使えてますし、話の音声なども特には問題なっそうです
月々1700円が500円になったので、ラッキーでした

工事終了


工事のほうは、特に問題もなく終了しました
接続も簡単で、壁からメディアコンバータ(ひかりモデム)、ホームゲートウェイ
そこから、パソコンと電話機に繋がるイメージです
この、ホームゲートウェイは、NEC製 BL900HWという機種をレンタルと言うこと事になっています。
実は、これwifi機能もあるので、パソコンへは特に有線で繋げる必要はないのですが
ただ、子供は、ネットゲームの安定を求めて、2階の自分の部屋まで有線を希望しています。
でも、線を引き回すものイヤだし、とりあえず途中に中継器を置いて
とりあえず無線で様子を見ることで検討することにしました

中継器・Buffalo WEX-1166DHP

中継器は、こいつにしました

http://buffalo.jp/product/wireless-lan/extender/wex-1166dhp/

意外とコンパクトで、100Vコンセントに直接させて、有線ポートもあります

設定してみると、結構いい感じ。
子供も、かなり、いい!との事です

あれ~、なんか不安定!!

ただ、最近、妙に不安定な状態になりだしました
私のように、たまにパソコンやスマホをインターネットにつなぐだけなら
それほど、不便には感じませんが、やっぱりゲームやっててると
突然、切れたるするみたい

なんでだぁ~
という事で、次回!

InventorとFusion 360の違いをまとめてみました。

Fusion 360ってなんでそんなに安いの?今まであったInventorと何が違うの?という質問をよくもらうので、Fusion 360とInventorの違いをまとめてみました。

Fusion 360についてもっと詳しく知りたい方はこちら

UI(画面デザインについて)

オートデスク社は、すべての製品においてユーザー インタフェースをできる限り統一しています。
したがって、リボンUI、右クリックによるマーキングメニュー、ViewCubeはすべてInventor、Fusion 360ともに共通化されています。
その中でも特にInventorとFusion 360は、機械設計向けの機能を擁しているので、コマンド名も一部例外はありますが、ほぼ同じ名称が採用されています。
アイコンも同じ絵が使われていることが多いので、どちらか一方を使ったことがあれば、簡単に使えると思います。
また、キーボードショートカットも同じものを使用できます。

スケッチ

基本的な作図機能については大きな差はありません。
Fusion 360には無いInventorの機能として以下のものがあります。
・点をインポート:Excelで指定したXY座標を点で表現できます。インポートした点を繋げてスプラインを作成できるので、あらかじめ決まっている曲線を表現できます。

・ACADファイル(DWG)の挿入:DWGファイルの図形を直接読み込むことができます。その際に、不要な線はインポートしないようにフィルタリングするオプションもあります。

ソリッドモデリング

Fusion 360とInventorほとんど同じ機能が付いています。
Fusion 360には無いInventorの機能として以下のものがあります。
・公差を3Dモデルに付与する:寸法に対して公差を設定できます。単に数値を追加するのではなく、できあがる3Dモデル自体の形状のサイズを中間値、上限値、または下限値に調整することが可能です。これにより、より詳細な干渉チェックや応力解析を行うことができます。

また、Inventorには完全な板金設計機能がついています。Fusion 360にも最近この機能が付きましたが、まだフル機能には至っていません。今後、同等の機能が搭載されると予想されます。

サーフェスモデリング(パッチ)

これはかなり違いがあり、Inventorの方に優位性があります。
Inventorの場合、まず「パッチ」という「環境」はありません。すべて「サーフェス」と表現し、ソリッド モデリングと同じ環境で作業をします。
操作方法は、基本的なフィーチャーである「押し出し」、「回転」、「スイープ」、「ロフト」についてはコマンド内で、ソリッドまたはサーフェスのどちらを作成するのかを選択します。

その他の作成方法としてInventorにのみ搭載されているコマンドは、「ルールド サーフェス」、「メッシュの面をフィット」があります。

ルールド サーフェス:選択したエッジから、指定した距離と方向に延長するサーフェスを作成する。

メッシュの面をフィット:メッシュ形状の指定した部分にフィットするサーフェスを作成する。

Tスプラインモデリング(スカルプト)

スカルプト機能はFusion 360とInventor、ほぼ同等の機能が搭載されています。

新規作成時と編集時に使用できるコマンドがFusion 360よりも限られており、作成機能だと「押し出し」、「回転」、「スイープ」、「ロフト」が、編集機能は「ベベルエッジ」、「プル」、「エッジをスライド」、「補間」、「フリーズ」がありません。

この機能については比較的ユーザー インタフェースが統一されていないので、どちらかのCADを使い慣れている方は最初に若干の違和感があるかもしれませんが、編集機能などはほぼ同じコマンドが揃っています。

アセンブリ

「アセンブリ」=「複数の部品を組み立てる機能」という意味ではどちらにもこの機能があり、コンポーネント同士の拘束には「ジョイント」を使用するという、基本的な機能は同じですが、データの扱い方が全く異なっています。
Fusion 360は、アセンブリも単体パーツもファイル形式は同一ですが、Inventorはアセンブリがiam、パーツがiptという異なるファイル形式を持ちます。したがってFusion 360で言うと、他のファイルを「現在のデザインに挿入」した状態での運用が必須となります。
部品点数が2000点以上を超えてくるとFusion360は重たくなってくるので、この点をInventorが優れています。その関連としてInventorには大規模アセンブリを軽量化して設計を進めることができる機能がいくつか搭載されています。
一時的に使用しないコンポーネントを消去したり、簡略化したコンポーネントと置き換えたりする機能があります。
また、部品同士の組み立てにおいて「溶接」を表現ができるようになっています。溶接の方法についても国際標準規格(ISOやJISなど)の規格に沿った溶接方法や材料選定の設定ができるようになっています。
さらにフレーム設計、配管設計(チューブ&パイプ)および配線設計(ケーブル&ハーネス)機能があり、完全なアセンブリを作成することができます。
また、同じAutodesk社製製品である「Moldflow」という射出成形シミュレーション ソフトウェアをアドインして使用できることから、アセンブリモデルを元にモールドベースを作成する機能も搭載されています。

その他、Inventorにのみ搭載されている機能として以下のものがあります。

◯モデリング全般
iPats および iAssemblyという機能があります。類似部品や類似アセンブリを作成する場合に1つの基準となるパーツやアセンブリを用意し、それに対しての差異を設定することで類似品をより素早く作成することができます。

◯アセンブリフィーチャー
アセンブリ内に存在するフィーチャーを作成することができます。どのコンポーネントにも依存しない、アセンブリのためだけのフィーチャーです。合わせ加工をするための穴を作成するような場合に便利です。

◯コンテンツ ライブラリ
標準部品や機械要素を、自動生成することができる機能です。既存のライブラリに存在しない独自のサイズの機械要素を設定したりできます。また、ボルト・ナットおよびワッシャーの組み合わせを指定し、配置する位置を決めると自動で下穴が生成され、ボルトの長さを相手に合わせて自動的に決定して配置する機能などもあります。

シミュレーション

Inventorのシミュレーション機能は、応力解析、ダイナミック シミュレーション、フレームの応力解析のみです。

Fusion 360の方が、計算の種類は豊富に揃っています。
ユーザー インタフェースはほぼ同等で、大きな違いはありません。
ただし、Inventorは「Product Design & Manufacturing Collection」というパッケージで購入すると、「Autodesk Nastran In-CAD」というシミュレーション ソフトウェアをInventorにアドインして使用することができます。このソフトウェアでは、熱伝導および熱応力解析、非線形解析、大変形解析、複合材解析、座屈解析、落下衝撃解析、周波数応答解析なども行うことができます。

図面

Inventorが圧倒的に優位です。
国際標準規格(ISO、JISなど)に完全に対応した図面を作成することができます。また、企業内でオリジナルの製図規格が設定されている場合でも、個別に設定を変えることができるのでほぼどのような変則的な規格にも対応可能です。
(例:矢印の形状、風船(バルーン)の形状、ハッチングの種類、溶接記号の記入方法など)
また、図面枠、表題欄、部品表のフォーマットなどはどの企業でもオリジナルのフォーマットを設定している場合がほとんどですが、これらすべてカスタマイズ可能です。
(例:オリジナルの図面枠を使用する、部品表に記入する項目を追加削除する、など)
図面内に記入する寸法は、3Dモデル内で追加した寸法(スケッチ寸法、押し出しの高さ寸法、フィレットの半径など)をそのまま再利用できるので、図面内で改めて寸法を追加する必要がありません。
また、Inventorは2次元図面上で寸法を変更することができます。変更は3Dモデルに反映されるので、図面操作中に修正すべき箇所を見つけた場合に都度3Dモデルを開く必要がありません。

CAM

InventorにはCAM機能が付いていませんが、Fusion360にはCAM機能が付いています。
こちらは大きな違いになります。
ただしInventorは「Product Design & Manufacturing Collection」というパッケージで購入すると、「Inventor HSM」という2.5軸から5軸まで対応のCAMソフトウェアをInventorにアドインして使用することができます。

データ管理

Fusion 360はクラウド上でデータを管理することができます。そのため、手軽にチーム内でのデータ共有がしやすいです。
Inventorは、ソフトウェアに同梱されているAutodesk Vaultというデータ管理ソフトウェアを使用してデータ管理をすることができます。このツールでは、プロジェクトごとにファイルを整理することができます。また、ファイルのバージョン管理、アセンブリ内で使用されているコンポーネントの検索、排他制御(誰かが編集している時に他の人は編集できないようにするなど、矛盾や衝突が発生しないようにする)などが可能です。

ライター紹介
HLworks 草野 多恵
富山県生まれ。大手メーカーの宇宙航空事業部門にてロケット設計開発チームに在籍し、設計から納品までのプロセス管理を担当していました。その後は3D CADベンダーで営業技術を担当。現在はフリーで3D CADの教育を中心に活動しています。わかりやすく説明することを心がけています。よろしくお願いします。

Fusion360が出力した、サンプルNCを個人的に検証してみました

Fusion360 のサンプルNC

前回、工場長濵谷さんから、Fusion360のCAMの説明がありサンプルNCデータが公開されました
http://a360.co/2fagabi
ターゲットとして、素材はスチールでファナック制御の汎用的なマシニングセンターだと仮定して検討してみたいと思います
あくまで、私の個人的な意見としてお考えください

シミュレーション

本当だったら、削りたいですが、そうも行かないのでシミュレーションでみてみます
私は、「TRYCUT2000」というシミュレーションを使用しています
トライカット
結構リーズナブルなソフトです。
確か、年間ライセンス:1万円 永久ライセンス:8万円 ぐらいです

とりあえず、トライカットにNCデータを入力してシミュレーションしてみます

特に問題なく、削れました。

ただし、荒加工のZ方向の取り代が0.5mmのようで、底面が仕上がっていない状態なので、仕上げの側面加工で食い込んだように見えています。
これはたぶん、サンプルなので底面仕上げを省略されただけの事でしょう(笑)
本来の加工であれば、・荒加工・底面仕上げ加工・側面仕上げ加工 の3工程にすると思います

HSM(high-speed-machining)荒加工

HSMは、HSC(high-speed-cutting)とか「Adaptive Clearing」とかとも呼ばれています
私はこの種のパスで削った事はないのですが、数年前から興味があり、情報だけは仕入れていました
実際の加工でも取り入れたかったのですが、会社的にはコストの面もありなかなか実行できていません
情報のみの知識で書き込みます
HSMは上の動画で狭い丸ポケットに入る箇所の加工を見ていただくと分かりやすいですが、トロコイド加工の進化系で、工具の横方向の切込み量が常に一定になる感じのパスです
ただ実際には、横切込み一定ではなく、工具が工作物と接触する角度を一定にするパスです
一般的なポケット加工は輪郭をオフセットしたような経路が広がっていくイメージが普通ですが、この削り方では狭い箇所に入り込む場合ワークに工具が全面に接触する、フル切削になってしまい、工具の負荷が著しく変化してしまいます
この『切削関与角・エンゲージ角』が一定になる事で工具負荷が一定になり加工が安定し工具寿命も延びるといわれているのが、HSMの特徴です
HSMの詳しい情報は、次の機会に紹介したいと思いますが
いずれにしても、このような良質なパスがFusion360で出せるのは、驚きです

では、NCデータを順に眺めてみましょう

Gコードにあまり馴染みがない方もいらっしゃると思いますので
説明もかねて、ちょっと長々と書きますので、興味ないかたは読み飛ばしてください。
こちらからダウンロードしたNCデータを参考にしてください
http://a360.co/2fagabi

(T1 D=10. CR=0. – ZMIN=-6. – FLAT END MILL)

  • 最初にコメント分で、工具径やコーナーR、種類などの情報がありいいですね
  • 特に、最終Z深さがあるのは、いいと思います。
  • 工具長が短くて、干渉した・・なんて事が少なくなります

N20 G28 G91 Z0.

  • とりあえず、Z軸のリファレンス点へ退避です。
  • ほとんどないとは思いますが、リファレンスが最上面より下側にある場合には注意が必要です

N30 T1 M06

  • 工具交換です
  • 最近はあまりないでしょうか?
  • 昔の機械は、TとM6を同じ一行でなくてはいけなかったり、別々でなくてはいけない機械もありました
  • 古い機械の場合には、調べておいたほうがいいです

N60 G43 Z15. H01

  • 工具長補正
  • 具体的にはZ15.に行く間に、H01の情報を元に工具長補正を完成させろ!ですね
  • このHの番号は、範囲以内であれば得に決まっていないのが(ユーザ任せ)トラブルになる場合があります
  • 通常は、T番号とH番号は同じで使う場合が多いと思いますが、会社によって違う場合もありますね
  • 他社のNCデータで加工する場合、この確認は重要です。
  • ハイデンハインの場合には、工具は番号・名前・径・長さなど、工具データテーブルで一括で管理されているので分かりやすいです
  • コントローラは工具交換した時点でこの工具データを参照しすぐに工具長補正を完成させます。工具長補正指令なんて必要ないです。ハイデンハインが使いやすいと感じる一つですね
  • 最近のマキノさんの制御機の工具データ画面は一括管理方式に近くなっています

N75 G01 Z1.05 F1800.

  • さぁ、いよいよ切込みに入っていきます
  • F1800のスピードに指定されています
  • ただ、この切込み動作と切り込んだ後、ポケットを広げていく動作で同じスピードです
  • やはり、無垢の素材に切り込む時とポケットを広げる時では加工負荷が違うので、送りは変更したいですね
  • ここは、Fusion360の機能で送りの変更が可能かどうか、調査が必要です

N80 G03 X1.027 Y4.637 Z0.529 I1.027 J4.638

  • 切込みは、螺旋で切り込んでいます
  • 半径がいくつの螺旋かは、IJの値で計算できます
  • 計算式は√((Iの値)*(Iの値) + (Jの値)*(Jの値))
  • 具体的には R = √((1.027*1.027)+(4.638*4.638)) = 4.75
  • 工具半径がR5.00なので、0.25の重なりですね。もう少し重ねたほうがいいような気もします

上のコードでもう一つ、気になる点があります

  • G03のコードなので、反時計回りの円弧補間ですが
  • X,Y,Z と3軸同時の指令なので、ファナック的にはヘリカル補間になります
  • ヘリカル補間はオプションの場合が多いので、動かない機械が出てきます
  • ちょっと、汎用性に問題があるかもしれません
  • ヘリカル補間での切込み動作の後は、直線補間での指令に変わっているので
  • このヘリカル補間も、すべてG01の直線補間に変更したほうがいいと思います
  • ここも、Fusion360の機能で螺旋切込みを直線補間にできるか?調べたほうがいいですね

N155 G01 X4.753 Y0.3

  • 螺旋切込みの後は、ほぼ直線補間で動いていますが
  • 所々、「G03」の円弧補間指令も出てきますね
  • まぁ、これは特には問題ないと思います

N3975 G00 Z15.

  • ここまでで、荒加工は終了し、一旦、Z15.に退避します

N3995 G43 Z15. H01

  • この指令は、ちょっと気になります
  • すでに、工具長補正が実行中ですが、再度、工具長補正をしようとしています
  • 問題ないかもしれませんが、機種によってはアラームをだしたり、最悪誤動作もあるかもしれません
  • このコードは出さないようにするか、
  • このコードの前に工具長補正キャンセルを行うか、
  • いちばんすっきりするのは、とりあえず荒工程終了という事で工具交換し、
  • 側面仕上工程という事で、再度工具交換からスタートするのがいいと思います
  • 後の行に「G41」の工具径補正がありますから、側面仕上工程が想定されます
  • 実際の加工を考えてみると、工具径補正で仕上げの場合、精度的な管理も必要になります
  • 精度を考えると、一度削った後、測定し、その結果に応じて補正を編集し再加工になります
  • その場合、加工工程は分割していたほうが、便利です

N4015 G18 G02 X12.5 Z-6. I1.

  • これは、面白いコードですね
  • G18のXZ平面指令で、Z方向へR1の円弧補間で進入しています
  • 底面にキズなどつけないための配慮だと思われます
  • 3D加工の場合は、螺旋で切り込んだりしますが、2D輪郭加工で
  • このパスを出すのは、ずいぶん気を使っていますね~
  • ただ、G18を使うか、G01の直線分割がいいのか?意見はわかれるところだと思います

N4115 G18 G03 X11.5 Z-5. K1.

  • これも同様に、XZ平面のR1円弧補間で底面より逃げています

ざっと眺めると、こんなところでしょうか?

Gコードにあまり馴染みがない方もいらっしゃると思い説明もかねて、ちょっと長々と書いてしまいました。

 

ポストプロセッサ

いろいろ、気になる点を書いてしまいましたが、サンプル出力としては十分だと思います
結局同じ機械メーカーで同じファナックでも(・・特にファナックは・・)機種により設定変更が必要な場合がよくあります
また、使う人によって、微妙に操作のさせ方が違う場合もあります
たとえば、工具交換後すぐにクーラントを出す人もいれば、ワークに近づいてから出したい人
スピンドルを回転させてから出す人、回転させる前から出したい人、いろいろだと思います
実際の形状を加工する経路の指令は、CAMの内部計算で決定しますが、補助的な動作を補うのが、ポストプロセッサの役目です

とりあえず、私の経験からいろいろ書いてしまいましたが

おそらくFusion360のCAMでの設定かポストプロセッサの編集で変更は可能なはずです
Fusion360は、ポストプロセッサも、ユーザーが自由に編集できそうですから
勉強すれば、自分好みのパスがだせるようになると思います

今回のサンプルで編集したい点と整理すると

  • 傾斜やヘリカルで切り込む時と通常の送り速度は変更したい
  • ヘリカル補間はオプションの場合もあるので、直線補間など汎用コードに変更可能か?
  • すでに工具長補正モード中の場合、再度工具長補正コードは出してほしくない

このあたりを編集してみたいですが・・・
ポストプロセッサ設定ファイル、ちょっと覗いてみましたが、結構複雑ですねぇ
かなり勉強が必要そうです。(汗;)

[サンプルデータあり] 今話題のFusion 360 CAMについて検証してみた!

CAM業界の常識を覆す価格!

今3D CAD業界を賑わせている「Autodesk Fusion 360」ですが、CAMとCAEも使えて年間36,000円という破格の価格設定になっています。
大事なのは、実務で使えるか?ポストはどの程度準備されているのか?
気になる点を検証してみました。

CAMの機能検証

●特筆すべき機能

HSM(負荷制御)が搭載されていました!ちょっと前までは(今でも?)負荷制御用のツールパスを作るエンジンはオプションで数十万円~百万円単位で費用がかかったように記憶しています。VoluMILL、IiMachining、HSTなどが代表的なところです。
SolidWorksにアドオンが可能な「HSMWORKS」というCAMがありますが、提供している会社が同じAutodesk社のようです。(だからといって36,000円で使えるのは不思議でしかありませんが・・・)

●「負荷制御」が使えることのメリット

・荒取り加工時間の大幅短縮
・負荷一定により工具寿命が延びる
良いことしかありませんねw はっきりと言いますが、普通の数百万円するCAMで負荷制御が無いCAMを使っているのであれば、今すぐに荒取りパスだけでもFusion 360を使った方が、生産効率が上がります!

●仕上げパス評価

走査線、等高線、ペンシル、モーフィングなど、基本的な仕上げ用のコマンドは揃っていました。その他、工具長管理や、工具登録もかなり簡単にできるようになっています。走査線のクオリティなど目を見張るものがあります。

この辺りまで見てきて、「あれ?これはすごいのでは?」と思い始めましたw

●CAMでクラウドを利用するメリット

クラウドとCAMなんて関係無い、と思っていたのですが、ありました!工具ライブラリの管理が非常に簡単です!これまでのCAMでは、工具ライブラリを複数の作業者で共有したり、空いてるPCでNC作ろうとした時には、工具ライブラリの共有化作業が必須でした。
が、解放されました!すばらしい!

●CADとの連動

直接CAMの評価ではないのですが、CAD上でCAMが使えるので便利でした!

<CADデータ変更後の作業を削減>
モデルを編集してたら、CAM画面で「更新」マークが出るので、ツールパスを再計算するだけで変更作業が終わりました。加工者にはありがたい機能ですね。冶具作成などのCAD作業も、SolidWorksと比較して遜色なく行うことができました。

<STLモデルデータへツールパス作成>
メッシュデータを読み込んでそのままツールパス作成ができました!最近はスキャンデータの活用が求められていますので、非常にありがたい機能です。
加工途中の形状をSTL形式で保存も可能なので、途中形状を他のCAMに渡したりすることもできました。

●コマンド・価格

Standard版:36,000円/年間
ドリル、2D、3D、旋盤までのコマンドが利用可能でした。

Ultimate版:178,000円/年間
同時4軸加工(円筒ラッピング機能)、複合軸(スワーフ・複合軸輪郭)、割出しの固定5軸加工、などの機能が追加で利用できます。

ポストプロセッサーの検証

●雛型ポスト

かなりの数の機械メーカーのポストプロセッサーが標準装備されています。
Fanuc、HAAS、Mazak、Heidenhain、Siemens、Shopbot、Roland、などなど。基本的にマシニング加工用のポストとターニング(複合旋盤)用のポストがそれぞれ用意されていました。

●オンライン ポストライブラリ

上記以外のポストもダウンロード可能です。英語版のサイトですが、検索すればすぐに見つかります。例えば、Brother と検索すれば出てくる感じです。オリジナルマインドさんのKitmillシリーズのポストもこちらからダウンロードできるようです。すごいですね。
http://cam.autodesk.com/posts/

基本的にプログラムはC++で書かれているので、わかる方は編集してオリジナルにしてしまえばかなり使い勝手が良いです。
ポストを作ってくれるサービスもありますので、作れない方はBIZROADサービスをご利用下さい。
http://bizroad-svc.com/fusion360cam-post/

サンプルNCのダウンロード

FanucポストでサンプルNCを作成してみましたので、ご興味ある方はダウンロードしてお試し下さい。
使用ポスト:fanuc.cps – Generic FANUC
サンプルNCダウンロードリンク:http://a360.co/2fagabi

工程① ポケット荒取り[2D負荷制御]

工程② 輪郭仕上げ[2D輪郭]

3DCAMの利用が広がりそうでワクワクしますね!
それではまた次回!