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3DCADの比較

主な3DCADについての比較をしてみました。

※ 価格に関しては、最近の傾向として永年ライセンス方式と年払い(月払い)の複数形態を持っている場合が多く、年払いのみのライセンス形態に移行するCADも増えつつありますが、特に表記しない場合永年ライセンス価格で表示しております。

Fusion 360:オートデスク社

概要
世界初のクラウドベースの3DCAD製品で、使用するPCに過度なスペックを求めないで利用可能な製品です。
ただし64ビット専用です。

低価格ながら高機能であり、さらにコンセプトデザインから加工までの工程をFusion360でできるため、時代を変える3DCADとして注目を浴びています。

主な機能
ソリッドモデラーなので、一般的な押し出し、回転などの形状作成機能はもとより、スカルプモードと呼ばれる粘土細工をイメージしたような機能を持っており、直感的なモデル作成が可能です。
また、2Dの機能や、レンダリング、アセンブリなどのCAD機能の他に、CAMやCAEの機能も豊富に用意してあります。クラウドベースということもあり、ストレージもクラウド上にあります。

価格

  • 214,500円/3年
  • 71,500円/年額
  • 8,800円/月額
    (個人利用なら無料でも利用可)

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CATIA V5:ダッソー・システムズ社

概要
ハイエンドCADに分類され、

  • パーツ/アセンブリモデリング
  • デザイン向け
  • 樹脂金型向け
  • 解析設計向け

などの様々なパッケージ形態があります。
CATIA V4までとは別のソフトウェアとして位置づけられている。

主な機能
通常の3Dモデリング機能に加え、NC加工のシミュレーションや、パイピング、チュービングなどに特化したオプションも豊富。

価格

  • 160万円~540万円

Creo Parametric(旧Pro/ENGINEER):PTC社

概要
ハイエンドCADに分類されます。
社名の由来であるパラメトリック系の3DCADですが、最近のバージョンではダイナミックモデリングの手法も取り入れ、より直感的な操作でのモデリングが可能になっています。
また、Creo Directや Creo Elements/Direct というダイレクトモデリングの製品もCreo製品群としてそろっています。

主な機能
パッケージ群全体をCreoという名称でまとめられてあり、3Dモデリングから、解析などのモジュールも豊富に揃えてあります。3D-2Dの連携機能も強力で、3D情報とともに図面情報も保持できる為、2D図面上の寸法テーブルを変更すると3Dモデルも自動更新されます。
また、Unite Technorogyと呼ばれる異種CAD間のデータ互換にも力を入れており、様々な3DCADのデータを直接読み込み、変更することも可能となっています。

価格

  • 114万円~120万円

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NX:シーメンスPLMソフトウェア社

概要
PLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウェアの一部として紹介されており、CADといった枠組みを超えた製品群の一部といった位置づけとなっています。

主な機能
シンクロナスモデリングとパラメトリックモデリングの両方で作業が可能となっており、ユーザー独自のルールで自動チェックや、大規模アセンブリにも対応しています。
また、2D機能の充実、3Dプリンタへの連携、レンダリングの強化など様々な用途への利用が期待されます。

価格
情報取得不可

Unigraphics:UGS社→シーメンスPLMソフトウェア社

概要
Parasolidをカーネルとしていますが、もともとUGS社が開発したもので、世に出ている多くの3DCADでこのParasolidカーネルが利用されています。
4大ハイエンド3DCADと呼ばれた時期もありますが、現在はI-Deasと統合され、NXとなっています。

主な機能
自由フィーチャーという機能でどんな形状もサーフェースにでき、それを押し出しなどでソリッド化ができます。ただし、2D機能に関しては弱いという点もありました。

価格
情報取得不可

I-Deas:SDRC社→UGS社→シーメンスPLMソフトウェア社

概要
Unigraphicsと同じく4大ハイエンド3DCADと呼ばれていましたが、買収によりUnigraphicsと統合し、現在はNXとなっています。

主な機能
オプションで様々な用途に拡張でき、幅広い業種に対応可能となっています。
また、パラメトリック機能の操作性が良く柔軟に変更を得意としていました。

価格
情報取得不可

SolidWorks:SolidWorks社(ダッソーシステムズ社の子会社)

概要
ミッドレンジ3DCADとしての先駆け的存在ですが、長年の蓄積がある訳ですが、最新版でもおよそ240項目に及ぶ機能強化がなされたりと意欲的な開発継続が行われています。
デザイン性の高い製品にも対応できますが、その本質は機械系のモデラーなので複雑なサーフェースを持つ製品より、少量多品種のバリエーション展開するような製品に向いています。

主な機能
板金、溶接、モールド、データ変換やアニメーションなど幅広く機能を充実させていたり、他のベンダーが開発したオプションも豊富に存在する為、さまざまな業界や用途に対応できます。

価格

  • 98.5万円~158万円

Inventor:オートデスク社

概要
もともとはAutoCADの資産を活かすためAutodesk Mechanical Desktopという3DCADがありましたが、2DCADの思想が色濃く反映されたものであった為、3DCADの進歩についていくためにも思い切った変革が必要となり、まったく新しい3DCADとして開発されたのがInventorです。

主な機能
フィーチャーベースの3DCADで、BIMへの対応や、アセンブリからのBOMの自動生成、標準で100万点以上の部品ライブラリを持っています。また、板金設計機能、プラスチック部品設計なども標準で持っています。

価格

  • 28.9万円/年間

TOPsolid:Missler Software 社

概要
カーネルにParasolidを採用したパラメトリック・フィーチャ・ベースの3次元ソリッドモデラです。ハイエンド機能をミッドレンジ価格でというのが売りです。

主な機能
ソリッド、サーフェス、シートメタル、ワイヤーを組み合わせたモデリング、内蔵PDM、解析などに加え、大規模アセンブリに対応した高速読み込みが可能。

価格

  • 98万円~

Solid Edge:シーメンスPLMソフトウェア社

概要
世界で初めてマイクロソフト社のOffice Compatibleを取得したWindows完全準拠のCADです。
初期のバージョンはACISベースでしたが、途中Unigraphics Solutions社に買収されてからParasolidベースに変更になるという経緯があります。現在はシーメンスPLMソフトウェア社となり、同社のハイエンドCADのNXに次ぐミッドレンジのCADとして存在しています。

主な機能
NXと同様に、シンクロナステクノロジによるパラメトリックモデリングとダイレクトモデリングの良いとこ取りをしたような機能が売りのひとつで、クラウドベースのライセンスや、ユーザー設定、データ保管をクラウド化するなどのクラウドを売りにしている製品です。

価格

  • 18万円/年額

iCAD:富士通株式会社

概要
iCADと同じ名前ではありますが、大きく分けるとiCAD-SX と iCAD-MXに分かれており、それぞれに違った特徴を持っている3DCADです。
iCAD-SXは主に機械設備などの大規模アセンブリに特化した高速エンジンを持ちiCAD-MXは2D/3Dの中間的なCAD(Hybrid設計CAD)となっています。

主な機能
iCAD-SX:アイコンとメジャーによる直感的な操作を実現。
構想設計に向いた履歴を持たない設計が可能。(後付けパラメトリックも可)
iCAD-MX:2D図面と3Dモデルを同時表示、編集が可能。
部分的に3Dモデルを作成したり、2Dの利点も活かしつつ設計が可能。

価格

  • iCAD-SX:約140万円
  • iCAD-MX:約120万円

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Rhinoceros:Robert McNeel & Associates社

概要
もともとは船舶関係のデザイン向けにAutoCADプラグインとして開発されていましたが、その後スタンドアロンの製品としてリリースされました。
プラグインを追加することでレンダリング機能の強化や、アニメーションへの利用も可能となっています。

主な機能
NURBS曲線で表現されるサーフェースを用いたモデリング機能をベースに3D-CADの分野だけでなく、CGの分野でも使用可能な汎用性を持っています。多彩な入出力フォーマットも特徴の一つです。

価格

  • 約14万~

Inventor LT:オートデスク社

概要
Inventorの軽量版として機能を絞って提供されています。(AutoCADとAutoCADLTの関係と同じ感じです)
2D設計から3D化への流れを導入したい場合には有効と思われます。

主な機能
Inventorの基本的な機能は同じですが、大規模アセンブリ設計や、シートメタル設計などの機能や、部品ライブラリの有無が違いです。

価格

  • 7,560円/月額

3DCADのメリットを確認する。

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