かずばん
勤続約37年、CAM関連の業務に携わりCAMデータ供給や、社内のNC工作機械新規設備の導入検討立上げなどにも携わる。
CAMは、昔の自動プロから始まり20年ほど前に3Dに移行後、GRADE、Space-E、HyperMILLを使用。
社内での立上げなどで携わったNC工作機械は、国内製では、マキノ、オークマ、OKK、安田、ソディック、ナガセ、ワイダなどで、海外製では、Hauser、Moore、Hermle など。
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更新日:2017.06.18
小横ネジとサポート材
マシニングマスター「かずばん」のインダストリー4.0への挑戦
以前3Dプリンターを買ってすぐ、ピンゲージクランプを作成した。
ピンゲージとは、たぶん機械加工に携わっていない人には馴染みはないと思うけど
穴径を精度よく仕上げる時に、突っ込んで確認する円筒状のゲージの事。
仕上げたい径の前後のピンを何種類か用意しておいて、手前のサイズが簡単に入って、
狙いのサイズがきつめに入って、大きいサイズが入らないような感じで、穴径を仕上げていく
このピンゲージは通常は手で出し入れするけど、全長近く入れたり、油などですべる場合には
手では入れにくい。また、1μレベルの超精密な場合には、人の体温も伝えたくない。
人によっては、輪ゴムを巻いたり、指サックを使ってりしているけど
これをクランプする道具を作ってみた
こんな感じ。一応手での押さえが足りない場合も考えて、横には穴を開けて、ネジ止めもできる
こんな感じ・・・実際の現場に持っていくと結構評判よかったので、追加要請があったので
今回第二弾を作ってみた
今までのは横穴はただの穴だったけど、ネジ(M4)を施してみる。
ついでに、M4の六角穴付きボルトも作成してみよう
今までで印刷したネジは、M8ネジ。今回はかなり小さい。
こんな小さいネジが印刷できるのか?も興味ある所。
Fusion360 でモデリングすると、こんな感じ
さて、印刷しようと思うけど、穴や六角形の部分はどうやってサポートしたらいいんだろう?
う~ん、スライサーの自動サポートでは、うまくいかないような気がするから
とりえず、穴や六角形に小さめのモデルを追加して印刷してみた
う~ん、サポート部分の寸法設定がまだ大きかったのか、六角部は取れなくなってしまったし、
ネジ部分はとうにか取れたけど、一部分は張り付いてネジの部分が壊れてしまった!
もう少し、サポート部を小さいサイズにしないとダメみたい(今回は片側0.6mm程度)
今度は大丈夫。六角レンチも無事に使用可能
ちょっときついけど、何度かなじませていくと、組み立てもOK
ノギスで測ると、穴が少し小さいけど、使えそう。
明日、会社へいったら、現場へ持っていってみよう!
ところで
こんな感じの、横穴や、横ネジなどの機構的な部分のサポートはどうするのが定石なんでしょう?
よかったら、教えてくださ~い!
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